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失う・抜けるリスクが高い歯の特徴とは?

2024年8月22日

 

私たち日本人は、40代くらいから歯を失い始めます。80歳になった時に20本の歯を残せている人は50%弱なので、多くの人が少なくとも8本以上の歯を何らかの理由で失っていることになります。そんな喪失歯には、一定の傾向があることをご存知でしょうか?

 

まず、気をつけなければならないのが「歯周病が進行している歯」です。歯周病は、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)や歯根膜、歯肉などをことごとく破壊していく病気で、歯を失う原因の第一位(37.1%)となっています。第二位(29.2%)が虫歯で、この2つだけで全体の70%近くを占めていることから、歯を失うあるいは抜けるリスクが高い歯は、患者さん自身でも自覚しやすいかと思います。

 

より細かい要素に着目した場合は、被せ物であるクラウンを装着した歯が失う・抜けるリスクが高い歯として挙げられます。これはクラウンを装着したから歯を失うリスクが高まるのではなく、その過程で歯質を大きく削ったり、神経を抜いたりする処置が必要になることから、歯が脆くなるといえます。

 

おそらく、ご自身や身の回りで歯を抜かざるを得なくなった方は、クラウンの中で虫歯が再発したり、歯の根の先で膿の塊ができたりしたケースが多いのではないでしょうか。それだけに被せ物を装着した歯は、治療後のケアやメンテナンスを徹底する必要があるといえます。根管治療で歯を残せたとしても、可能性としては虫歯が再発することを完全に防ぐことはできません。

 

そしてもうひとつ注意が必要なのが部分入れ歯のクラスプがかかる歯(鈎歯)です。入れ歯は、歯を大きく削らずに済む補綴治療ですが、実は支えとなる歯には大きな負担がかかります。とくに設計の悪い部分入れ歯だと、鈎歯に過剰なダメージが及ぶことから、適合性の高い入れ歯を作れる歯科医師に治療を任せなければなりません。また、そうした理由で歯を失うのが怖い場合は、固定式の装置であるインプラントを検討することが望ましいと言えます。

 

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