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奥歯の噛み合わせが低い・深いとは?

2025年3月16日

 

 

悪い歯並びにはいろいろな種類がありますが「奥歯の噛み合わせが低い」あるいは「奥歯の噛み合わせが深い」という状態は少しイメージしにくいかもしれません。専門的には「過蓋咬合(かがいこうごう)」と呼ばれる歯並びで、前歯の深い噛み合わせを伴っているケースが多いです。

 

永久歯列が完成した当初から奥歯の噛み合わせが低い場合は、歯が生えている位置や傾き、骨格などに異常が認められることが多いです。骨格に関しては、上顎骨が成長しすぎて下顎骨が相対的に小さくなった場合に、過蓋咬合となりやすいです。

 

成人後に奥歯の噛み合わせが徐々に深くなった場合は、生活習慣や悪習癖、加齢などが原因と考えられます。その中でもよく見られるのが歯の摩耗・咬耗です。例えば、歯ぎしりや食いしばりをする癖があったり、硬い食べ物を習慣的に食べていたりすると、奥歯の噛む部分がすり減って、噛み合わせが低くなることがあります。

 

その他、歯周病や虫歯の重症化によって歯を抜いた場合も歯列全体のバランスが崩れて、奥歯の噛み合わせが低く、深くなることがあるため、歯を喪失した際には早急に補綴治療を受けた方が良いです。

 

奥歯の噛み合わせが深い状態は、上下の歯が強く当たることでその寿命を縮めたり、歯周組織にダメージを与えたりします。その結果、歯を失うリスクが高まるだけでなく、さらなる不正咬合・歯列不正を誘発する可能性も出てきます。また、奥歯の噛み合わせが深いと、咀嚼機能の支点となる顎関節症にまで過剰な負担がかかることから、顎関節症を発症する患者さんも多いです。

 

このように、奥歯の噛み合わせが低い・深い状態は、患者さんが考えている以上に有害なものなので、それぞれの症状に応じた治療で改善するのが望ましいです。奥歯の噛み合わせ低い・深い症状を改善する方法としては、奥歯の高さを調整する修復治療・補綴治療や歯並び・噛み合わせを根本から改善する歯列矯正が挙げられます。

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