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子どもの歯並びが悪くなる食べ方・飲み込み方・姿勢

2025年4月17日

 

子どもの歯並びは、食事の取り方によって悪くなることがあります。そのため幼児期から正しい食べ方・飲み込み方・姿勢を身に付ける必要があります。

 

まず、食事を取る時の姿勢ですが、椅子の奥に座って、足が床やステップに付いていることが基本となります。背筋はピンと伸びた状態で、膝やお尻の角度は90度が理想です。この状態を作ることで力が入りやすくなり、硬い物でもしっかり噛めるようになります。

 

テーブルと体の間には、こぶし1個が入るくらいの距離を意識することで、前のめりにならずに済みます。食事の時に前のめりになると、顎が出て猫背となり、咀嚼が上手く行かず、食べ物を詰まらせてしまう可能性が高まるため、食器は持って食べるようにしましょう。

 

食べ物を噛む時は、必ず口を閉じてください。一度にたくさんの食べ物を口に入れると、口を閉じることができず、口の筋肉も適切に使えません。また、咀嚼が不十分な状態で飲み込むことになるため、消化にも悪いです。適切な量をお口の中に入れたら、前歯で噛み切り、奥歯ですり潰します。歯並びや噛み合わせの正常な発育を意識して、左右均等に噛むことが重要です。

 

小さなお子さんは、乳児型嚥下(にゅうじがたえんげ)にご注意ください。乳幼児期とは、お母さんのおっぱいを吸う時の飲み込み方で、舌を前方に突き出すのが特徴で、食べ物を正しく飲み込めないどころか、前歯の歯並びも悪くなってしまいます。具体的には、出っ歯や開咬(かいこう)などの不正咬合を引き起こすことがあります。そのため乳児型嚥下がいつまでも残って直らない場合は、早期に成人型嚥下へと移行しなければなりません。

 

このように、小さなお子さんの食べ方・飲み込み方・姿勢には注意を払う点がたくさんありますので、不安がある方小児歯科での受診とガイドを求めると良いでしょう。

 

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