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子供の歯ブラシ事故に気を付けましょう

2020年3月9日



歯磨きは子供に身に付けたい習慣の一つです。乳歯は1歳半くらいになると生え始めますが、その時から虫歯の心配が始まります。最初は膝の上に乗せてガーゼや綿棒で拭き取るところから初めて、少しづつ口の中を触られるのに慣れさせて、次のステップに乳児用の小さな歯ブラシで1回か2回、ちょんちょんと触って歯磨きの習慣を付けて行きます。

幼児は口の中を触られるのは嫌がりがちですが、無理をせず少しづつ慣らしていきます。最初は自分で歯ブラシを使って磨けなくても、練習を繰り返すうちに自分で歯ブラシを使うことができるようになります。

しかし、子供が自分で歯を磨くコオtができるようになっても心配なことがあります。それは歯ブラシを持ちながら転倒したり、人や物にぶつかって口の中で歯ブラシを突き刺してしまう事故です。歯ブラシが喉や上顎を突き抜けると命を失う危険さえあります。消費者庁の調べでは2010年から2016年までの6年間に136件の歯ブラシによる事故が報告されています。

その中で1歳児が64件、2歳児が42件、3歳児が17件で合計123件と9割りを占めています。子供が3歳まではとりわけ歯ブラシ事故に気を付ける必要があることがわかります。事故を防ぐには「見守ること」が大切ですが、事故は0.5病でも発生します。ずっと注意を続けるのは簡単ではありません。

見守るだけでなく、事故が起きる可能性を小さくするには、歯磨きの場所も関係します。歯磨き事故の多くは洗面所ではなくリビングで発生しています。歯磨きに集中せず、飛び回ることができると事故につながり安いと考えられます。寝転がったり、椅子の上に立って磨くような子供もいますが、事故を起こしやすく危険です。

歯ブラシの材質も関係します。事故防止用に先端を押すとグニャリと曲がる歯ブラシも開発されていて、特に重大事故になる喉に突き刺さるような事態が大幅に少なくなると言われています。

歯磨きの習慣を小さな頃から身につけることは大切です。永久歯に生え変わる乳歯ですが、虫歯で抜歯することで永久歯に悪影響を与えることもあります。しかし、歯ブラシは同時に子供にとって危険な凶器にもなります。最悪の結果も招くこともある歯ブラシ事故を防ぎましょう。

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