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歯の本数で食べられるものが変わる?

2022年10月2日

 

永久歯は、親知らずを除くと全部で28本生えてきます。若い頃はその本数について考えることはほとんどないかと思いますが、虫歯や歯周病などで1本、また1本と失っていくと多くの人は不安を感じます。なぜなら、歯の本数が減っていくことで、見た目が悪くなると同時に、食べられるものにも制限がかかってくるからです。

 

例えば、歯が20~28本残っていれば、堅焼きせんべいやイカの刺身、フランスパン、たくあんなど、かたいものでも問題なく食べられます。6~19本くらいでは、普通のせんべいやれんこん、おこわ、豚肉などもまだ何とかそしゃくできるでしょう。それが0~5本くらいになると、バナナやうどん、ナスの煮つけのようなほとんど噛まずに飲み込めるような食べ物しか口にできなくなります。

 

このように、残っている歯の本数によって、食べられるものは明らかに変わります。それは実際に歯を失ってから気付くことが大半なのですが、あらかじめの歯の本数の重要性を知っておくことで、口腔ケアを頑張れたり、歯の保存を可能にする治療の価値を理解できたりするものです。

 

食事というのは、QOL(人生の質)の重要な部分を占めるものです。食べられるものが減っていくことは、人生の喜びや楽しみそのものを減少させることになりかねません。70歳、80歳になっても美味しいものを食べ続けるためにも、口腔ケアや歯科治療をきちんと行うことはとても大切です。

 

歯が一つなくなると、両側の歯が抜けた部分に倒れこんできます。反対側の歯は挺出(提出)と言って、抜けた歯の方向に移動してきます。例え、一本でも抜けたまま放置することで将棋倒しのように次第に嚙み合わせも、歯並びも悪くなります。これを放置すると、食べ残しが口腔内に残りやすくなり虫歯や歯周病の原因になります。歯を次々に失わないためには、抜けたをインプラント、入れ歯、ブリッジといった補修をすることが必要です。

 

 

 

いつまでも美味しいものを食べたい、歯の健康を維持していつまでも若々しくありあたいという方は、日頃から歯磨きだけでなく定期的なクリーニング、検診が大切で。無くしてからでは、遅いこともあるのです。

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