歯の色を決めるシェードとは
2017年11月7日
歯の被せ物(クラウン)をセラミックで作るとき「どんな色にしますか」と聞かれることがあると思います。色の白さや色目の程度を表すのがシェードです。そして、どのようなシェードがよいかを決めるのに役立つのがシェードガイドです。
シェードガイドで歯の色を決めることができる
シェードではA(赤茶系)、B(赤黄計)、C(灰色系)、D(赤灰系)に色のタイプがあり、それぞれA1、A2、A3、A3.5、A4のように白さの程度が決められます。どのタイプも番号の小さい例えA1が一番白くA4が一番色味が強いことを表します。
被せ物をした時、周りの歯と色が合っていないと不自然に見えるので、例えばクラウンの色をシェードガイドを使ってA2やB1と指定することで、周りと調和のとれた自然な色合いのものが作れます。また、ホワイトニングをする時、どの程度まで白くしたいかをシェードガイドで希望の決めることもできます。
日本人はAタイプの赤茶系の歯が多いと言われていますが、通常の天然歯はA2くらいの白さが自然な状態です。しかし、最近はより白いを好む傾向が強くなってきていて、A1、B1といった、一般の天然歯よりは白い物を選ばれる方が多くなっています。
ただ、天然歯は普通はそこまで白くはないので、セラミッククラウンの製作だけでなく、ホワイトニングを同時に行う方がより自然に見えることになります。
ホワイトニングで本来の色より白くすることができる
セラミックはクラウン、ラミネートべニア(セラミックの薄片を歯に張り付ける)などシェードで自由に色を選べるという点でも審美的に優れています。また、自分の本来の歯よりさらに白くすることもホワイトニングと組み合わせて実現することも可能です。歯の色も自分で決める時代になってきています。
マナミ歯科クリニックの
審美歯科治療・ホワイトニング