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歯周病に性差はある?女性の方がなりやすい?

2023年6月11日

 

胃がんや肺がん、食道がんなどは、男性の発症率が高いことが知られています。一方、骨粗しょう症やメニエール病、鉄欠乏性貧血などは、女性の発症率が高くなっています。このように病気には性差が見られる場合があるのですが、口腔内の代表的の病気である歯周病はどうなのでしょうか。

 

女性には「妊娠性歯肉炎」という特殊な歯周病があります。これは妊娠期に女性ホルモンの分泌量が増えることに関連しています。ある種の歯周病は、女性ホルモンをエネルギー源にすることができるため、その量が増える妊娠期にはとくに活動が活発化します。ですから、その点においては、男性よりも女性の方が歯周病にかかりやすいといえるでしょう。当然ですが妊娠期以外でも女性の方がエストロゲンを始めとした女性ホルモンも分泌は多くなっています。

 

ただし、歯周病を重症化させやすいのは男性です。上記の妊娠性歯肉炎は、まだ後戻りのできる歯肉炎の状態であり、軽度の歯周病といえます。妊娠期以外の女性でも歯肉炎を患っている人は比較的多いです。一方、男性は歯周炎まで進行させてしまうケースが珍しくありません。というのも男性には、歯周病を重症化させるリスク因子を複数抱えている人が極めて多くなっているからです。具体的には、ストレス、睡眠不足、喫煙習慣、糖尿病、口腔衛生不良といった問題を抱えている男性は女性よりも多い傾向にあります。そういった意味で歯周病は、女性よりも男性の方が重症化させやすいといえるでしょう。

 

このように、歯周病には、冒頭で述べた全身疾患ほどの明確な性差は見られないものの、男性と女性では異なる面が散見されます。そのような歯周病の特性を知ることは、この病気を予防する上で有益といえます。女性には歯周病になりやすい時期があり、男性には歯周病を重症化させやすい要因が複数あることを正しく理解することが大切です。そんな歯周病についてもっと知りたい、予防処置を受けたいという方は、いつでもお気軽に中野区のマナミ歯科クリニックまでご相談ください。

 

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