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飲酒は虫歯や歯周病のリスクになる?

2023年6月11日

 

適度な飲酒は、全身の健康維持・増進に寄与する効果も期待できる面がありますが、口腔に焦点を当てると、デメリットの方が多いといえます。

 

まず、飲酒をすると口の中が酸性に傾いて、歯質がやわらかくなります。つまみを食べれば、口腔衛生状態が悪化して、虫歯菌の活動が活発化するリスクが高まります。糖質が豊富に含まれているカクテルやチューハイなどを飲めば、「歯質・細菌・糖質」というカイスの輪が完成して、虫歯リスクが著しく上昇します。つまり、お酒の飲み方によっては、飲酒ほど歯に悪い習慣はないといえるのです。

 

次に、歯周病との関連です。お酒には、利尿作用があります。お酒を飲んでいると、頻繁にトイレに行きたくなります、これは「体内に入ったアルコールが尿を排泄するよう促すからです。過剰な排尿によって体内の水分量が低下すると、唾液の分泌量も減っていきます。その結果、口の中が乾いて細菌が繁殖し、歯周病のリスクも上昇します。また、飲酒は全身の血流を良くすることから、歯茎の腫れを促進する場合もあります。すでに歯周病にかかっている人は、飲酒することでその症状が悪化することもあるのです。

 

もうひとつ飲酒で注意しなければならない点として、帰宅後の口腔ケアが挙げられます。楽しい飲み会で気持ち良くなった後は、そのままベッドに倒れ込んで眠りに就きたいものです。そのため飲み会の後は歯磨きをせずに眠ってしまうという方も少なくないことでしょう。上述したように、アルコール飲料やつまみを口にした後の口腔内は、ある意味でボロボロになっています。その状態で6~8時間眠り続けることは、お口の健康においては極めて危険といえます。

 

この他、マウスピース矯正は20時間以上マウスピースを装着することが推奨されますが、マウスピースを外して、飲食を行い、そのまま寝てしまうことで、マウスピース矯正の効果が十分に得られないこともあります。飲酒はほどほどにすることが大切です。

 

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