2021年1月31日
歯科医院の中で「かかりつけ歯科医療機能強化型歯科診療所(か強診)」として届けられ、厚生労働省が課した一定の基準をクリアすることで認定が受けられる制度があります。
その名の通り“かかりつけ歯科医”としての役割や機能を強化するもので、基準の中にはフッ化物歯面塗布や歯周病安定期治療など、比較的予防に寄った歯科処置の実施も含まれます。従来では保険が認められなかった予防目的の処置もこの制度によって受けやすくなりました。
なかでもSPT2と呼ばれる定期的な歯科衛生士のメンテナンス治療は、それまで自費治療で行うとされていたレベルの歯周病安定化治療を健康保険で行えます。
SPT2では
が行われます。
「か強診」の認定を受けるための基準では、安心して治療を受けられる体制が整っているかが問われます。適切な研修を受け、高い技術と知識を持った歯科医師が複数名配置されていることは必須となっています。また、歯科医師が地域ケア会議に参加したり、自治体が実施する事業に協力したりするなど、地域社会への貢献も基準の中には含まれています。
また、口腔外バキュームのような歯科用吸引装置の設置および活用によって、治療中に飛散する歯の切削片や唾液などを十分に吸引できる環境を確保していることも重要です。
さらに、緊急事態が生じた際に、迅速かつ適切な対処が取れるよう、自動体外式除細動器(AED)や経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)、救急蘇生セット、酸素供給装置などを完備していることが求められます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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