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インプラントしても矯正治療できる?できない?

2022年6月5日


 
固定式の装置であるインプラントを入れてしまうと、将来、矯正治療が受けられなくなりそうで不安、という方がいます。確かに、インプラントは顎にチタン製のネジを埋めて骨と結合させ、天然歯と同様の噛み心地を得られる装置なので、歯を移動させる矯正治療とは相性が悪いと感じるかもしれません。
 
実際、インプラント自体は矯正で動かすことはできません。なぜなら、人工歯根の周りには「歯根膜」が存在していないからです。矯正治療で歯が動くメカニズムは、この歯根膜が主体となっていると言っても過言ではなく、それを欠いたインプラントには、適切な矯正力をかけても正常な骨のリモデリングが起こらないのです。
 
歯根膜が存在する天然歯は、適切な矯正力が加わると圧迫する側の骨を溶かす「破骨細胞(はこつさいぼう)」と呼ばれるものが出動して、歯が移動する道を作り始めるのです。同時に、もともと歯が存在していた場所には新たな骨が作られます。天然歯のような見た目と噛み心地を獲得できるインプラントでも、そうした生理現象まで再現するのは難しいのです。
 

 
ただ、埋入したインプラントの位置や本数によっては、歯列矯正を問題なく進めることも可能です。歯列矯正によって全体の歯並びを整えた上で、最終的にインプラントの上部構造を作り直す必要が出てくる場合もありますが、その点は担当の矯正医としっかり相談しておくことが大切です。
 
インプラントは一般的な被せ物とは異なり、矯正治療において配慮しなければならない点が多々あります。インプラントを埋入したからこそ、できるようになること・できなくなることがありますので、その点はご注意が必要です。矯正治療は単に審美性の向上のために歯を動かすだけでなく、インプラントやクラウンなどと組み合わせて美しさに加えて機能性を確保するためにも重要な治療の一つになってきています。矯正とインプラントをバラバラではなく一体として治療を行うことが歯科医師に求められています。

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