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善玉と悪玉が共存する「口内フローラ」

2020.08.30



新型コロナウイルスの予防に効果があると一時話題になった「ポピドンヨード」による洗口は口腔内のウィルスを含む除菌に一定の効果があることが知られています。しかし、新型コロナへの予防効果は別として、口腔内の細菌がすべて好ましくないものとは限りません。

口腔内には数百種類の菌類が存在し、その中には虫歯や歯周病の原因菌もありますが、プラスに働く菌もあります。それが口内フローラ」という概念です。腸内にも沢山の細菌がいて、同様に「腸内フローラ」という言葉がよく使われます。



腸内には、身体にとって悪影響がある細菌だけでなく、善玉菌も生息しています。それらが共存して「細菌叢(さいきんそう)」を形成している状態を腸内フローラと呼んでいます。それと同じような環境が口腔内にも築かれています。口腔内ケアを適切に行っていても、口腔内には700種類以上の微生物が生息しているのです。

先述のように、虫歯や歯周病といった病原性微生物だけでなく、口腔内の健康に寄与する善玉菌も含まれているため、口腔内を過剰に消毒すると、かえって口腔内の健康を害することもあります。

例えば、口腔内の感染症に対して、抗菌薬を過剰に投与した場合を考えてみましょう。薬剤によって特定の細菌の数は減少していきますが、また別の細菌が増える現象も認められることがあります。これは「菌交代現象」と呼び、口腔内では「口腔カンジダ症」を発症する確率が高くなります。

つまり、口内フローラというのはバランスが重要であり、無闇に殺菌や消毒をすることは得策とはいえないのです。もちろん、ポピドンヨードによる洗口自体は悪いことではありませんが、用法・用量を守らなければ、逆に健康を害してしまうということもあることになります。

このように、私たちの口腔内には、善玉菌と悪玉菌で構成される細菌叢が形成されており、そのバランスを保つことが何より重要といえます。

歯磨きは口腔ケアの基本