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大人になってから出っ歯になることがある?

2020年12月25日


 
歯並びは成長期に決まるもので、大人になってからは変化しないと思っている方も少なくありません。実際、歯並びの土台となる骨格は、成長期に完成することから、成人期以降に大きな変化が見られない人もいます。一方、「年をとってから出っ歯になった」と悩まれている人もいます。
 
実は、歯並びは大人になってからも変化します。例えば「フレアーアウト」と呼ばれる現象が起きると、前歯が前方へと傾いて出っ歯の症状が現れるのです。歯は、歯槽骨という硬い組織に埋まっており、そう簡単に傾くようなものではありませんが、条件が整うと容易に移動を始めます。
 

 
歯周病が進行すると、歯槽骨が破壊され、歯がグラグラと揺れ動くようになります。そうした状態の歯牙は、矯正装置を用いなくても容易に移動できます。虫歯や歯周病によって奥歯が抜けた場合は、噛んだ時の力が前歯にかかりやすくなります。その結果、前歯が徐々に前方へと傾いていくのです。最終的には前歯が圧力に耐えきれなくなり、抜歯を余儀なくされることもあります。
 
こうしたフレアーアウトは、気付かないうちに進行していくケースがほとんどです。「最近、出っ歯になってきたかも?」と悩まれている方は、一度歯科を受診しましょう。その背景に重度の歯周病や咬合高径の異常が潜んでいるかもしれません。抜けた奥歯を放置している場合は、フレアーアウト以外にもさまざまなトラブルが引き起こされるため、早急に補綴治療等を受けることが進められます。
 
大人になってから出っ歯になっても、根本的な原因を取り除いた上で、矯正治療を行うことが可能です。どのような矯正法が適しているかはケースバイケースです。通常の矯正治療と同様に診察と十分なカウンセリング後に矯正治療の方針を立てることが必要です。
 

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