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歯の寿命ってどのくらい?

2020年6月6日



人生百年時代と言われるようになった現在ですが、健康な老後を過ごすためには歯の健康は大きな役割を果たします。1989年に始まった8020運動というのは「80歳で20本以上歯を残す」ことを目標にしましたが、当時7%だった8020達成者は現在は半分を超えています。

また、歯を失った場合もインプラントにより高い咀嚼力を得ることができますし、入れ歯も高く自然な咀嚼ができるものが開発されてきています。しかし、天然歯が維持でき咀嚼に使えるなら、それに優るものはありません。天然歯を残す治療、健康を維持するための予防処置は、極めて重要です。では現在日本人の歯の寿命はどれくらいなのでしょうか。

日本人の歯の寿命は、歯科疾患実態調査によって明らかになっています。寿命が最も長い歯は、女性で下顎右側犬歯(66.2年)、男性で下顎両側犬歯(66.7年)です。日本人の平均寿命が女性(87.32年)、男性(81.25年)なので、平均寿命に達していないことになります。

インプラントは天然歯とほとんど同等の租借力を提供する



ただ、下顎の犬歯というのは、一般的に9~10歳に生えてくるため、男性の場合は歯の寿命の方が少し短いといえます。一方、女性の場合は、平均寿命が長いので、歯がない期間も自ずと長くなってしまいます。

次に、最も寿命が短い歯についてですが、これは男女ともに「下顎左側第二大臼歯」となっています。寿命は男性(50.0年)女性(49.4年)で、下顎の犬歯と比べると、16年以上も寿命が短くなっています。下顎の第二大臼歯というのは、そしゃくの際に最も強い負担がかかる部位でもあることから、寿命が短くても何ら不思議ではありません。また、むし歯になりやすい歯でもあるため、かなり早い段階で失ってしまうケースが多いといえます。

ただ、これはあくまで平均的な寿命です。歯の寿命は口腔ケア、早期の虫歯治療あるいはマイクロスコープを用いた高度な根管治療により、より長く歯を使い続けることができるようになってきました。

マイクロスコープを使った根管治療



30年かけて日本人の「8020運動」の達成者は50%を超えましたが、これが最終ゴールではありません。日頃の口腔ケアによって、歯を失う最大の原因である歯周病で歯を失うことを防ぐ予防歯科に力を入れることで、歯の寿命をさらに延ばすことができます。

歯そのものは加齢によって劣化して使えなくなるようなことはありません。歯周病を防ぎ、虫歯予防と適切な治療を行うことで一生涯使うことができる頑丈なものです。それでも平均寿命に達しないうちに歯を失ってしまわないように、歯の寿命にも気を使っていただきたいと思います。

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