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歯周病は感染症なのに薬で治療できないのはなぜ?

2023年5月23日

 

歯周病は、P.g菌に代表される細菌へと感染することで発症する病気です。「細菌感染症」であるのなら薬で治す、もしくは予防することができるのではないでしょうか。歯周病は顎骨を破壊して歯の喪失を招くだけではなく、脳梗塞や糖尿病、認知症といった深刻な全身疾患を誘発する病気であるため、服薬で治療や予防をしたいと考えている方も多いことでしょう。

 

実際、歯周病は内科的なアプローチで治療を行うことがあります。抗菌薬である「ジスロマック」で口腔内の歯周病菌の数を減らし、「ビタミンC点滴」で細菌と戦うための免疫力向上を促します。けれども、歯周病はそれだけで完治できる病気ではないのです。何より、詩風病では歯茎や歯を支える歯槽骨と呼ばれる骨を溶かしてしまいます。一度溶けた歯肉や骨は治療しても回復されません。

 

薬や点滴で減らせるのは、今、口腔内に存在している歯周病菌の数であり、これから増えてくる歯周病菌の数は減らせません。歯の周りや歯周ポケットの中に歯垢・歯石が存在する限り、歯周病菌の繁殖は止まらないのです。これは皮膚などに生じる感染症とは大きく異なる点です。

 

 

そのため歯周病では、進行を止めるため、歯垢・歯石の除去を根気強く続けていく必要があります。歯周病にはそれ以外にも「噛み合わせの異常」「歯ぎしり・食いしばり」「糖尿病」「喫煙習慣」「ストレス」「口呼吸」なども関連してくるため、リスク因子を一つひとつ丁寧に除去する必要があります。

 

歯周病の症状は、薬を飲めば劇的に改善することはなく、歯磨きだけを行っていても完治させることは困難です。歯周病は進行を止めて進行を防ぐために、多角的にアプローチすることが極めて重要となります。歯周病を安定化させることで、歯茎は引き締まり、赤味を帯びた色からピンク色に戻ります。

 

しかし、失われた歯茎は戻らないため、歯茎が引き締まることで歯が長く伸びたり、歯と歯の間に黒い三角形、ブラックトライアングルができることもあります。また、歯槽骨が失われることで、歯が抜けた後、骨造成施術を施さないとインプラントができないこともあります。そうでなくても、歯周病は日本人が歯を失う最大の原因であるだけでなく、多くの病気を併発します。歯周病の安定化のための定期的なメンテナンスを行うことをお勧めします。

 

 

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