2021年4月8日
皆さんは、「外来環」という言葉をご存知でしょうか?とても専門性の高い用語なので、初めて耳にした方や、目にしたことはあるけれど、何を意味しているのかさっぱりわからないという方も多いことかと思います。
外来環とは、正式には「歯科外来診療環境体制」といいます。厚生労働省が定めた基準であり、その条件を満たしている歯科医院だけが認可を受けられる制度です。とても厳しい基準なので、全国の歯科医院でも外来環の認定を受けているところは一部に限られます。
外来環の基準は非常に細かく設定されていますが、簡単に説明すると、2つの条件が課せられています。それは「院内感染を防ぐために、器具の滅菌などの衛生管理を徹底している」ことと「緊急時に応急処置ができる装置を備えている」ことです。
衛生管理については、口腔外バキュームの設置が義務付けられています。歯や詰め物などを削った際に粉塵や唾液が飛び散らないよう、瞬時に吸い込む機械です。診療室内の空気が正常に保たれるので、院内感染のリスクが大幅に減少します。その他、診療に使用した器具の洗浄・滅菌処理の徹底も必須となっています。
そんな外来環では、AEDやパルスオキシメーター、吸入用の酸素など、緊急事態に対応できるような設備も義務付けられています。それらの扱い方についても熟知しており、診療中に何か起こっても迅速に対応できるような体制を整えておく必要があるのです。
このように外来環というのは、安全かつ衛生的な歯科治療を行える医療機関の証明ともなるものなので、認可を受けているかどうかは非常に重要なポイントとなります。より良い歯科医療をお望みであれば、外来環の認可を受けている当院までご連絡ください。安全かつ確実な歯科治療を提供いたします。
中野の歯医者 マナミ歯科クリニック
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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