2022年5月31日
インビザラインに代表されるマウスピース矯正では、基本的に食事制限がありません。食事の際にはマウスピース型矯正装置であるアライナーを取り外すので、食べてはいけないもの・食べない方が良いものがないのです。けれどもそれはマウスピースを外した時に限られます。当然ですが、マウスピースを装着した状態での食事はNGとなっており、飲み物についても注意すべき点がいくつかあります。
インビザラインのアライナーを装着している状態では、厳密な食事制限がかかります。それは噛まずに飲み込めるものも例外ではなく、原則として口にできるのは「水」のみといっても間違いではありません。なぜなら、歯とアライナーの間には隙間があるからです。アライナーを装着したまま飲み物を飲むと、歯とアライナーの間に液体が停滞し、歯や歯茎にさまざまな悪影響をもたらします。
ジュースやスポーツドリンクといった清涼飲料水には、たくさんの砂糖が含まれており、虫歯のリスクが上がります。牛乳やプロテインには砂糖のみならず、タンパク質も含まれていることから、歯周病のリスクも上昇します。
砂糖が一切含まれていない炭酸水も要注意です。無糖の炭酸水に虫歯・歯周病のリスクはありませんが、pHは酸性に傾いています。アライナーを装着したまま習慣的に炭酸水を摂取していると、エナメル質の脱灰が促進されるおそれがあります。
マウスピースを装着している状態では、基本的に水以外飲まないようにした方が賢明です。コーヒーや紅茶をシュガーレスで飲んだとしても、歯の着色につながるためご注意ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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