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冷たいものが歯に染みたら知覚過敏それとも・・

2020年1月4日

知覚過敏は虫歯でなくても歯が痛む



冷たい飲み物や食べ物を口にしたとき「歯がしみる」のであれば、歯に何らかの異常が生じているかもしれません。これは典型的には知覚過敏、正式には「象牙質知覚過敏症」です。しかし、知覚過敏のそれ以外の原因も考えられます。まず、歯科で受診することが勧められます。

歯の痛みが視覚過敏かどうかのチェックポイントの第一は、「歯がしみる」タイミングや頻度です。冷たいものを飲んだり食べたりした際、ときどき歯がしみるのであれば知覚過敏の可能性が高いといえます。場合によっては冷たい物だけでなく、温かいものが歯に染みることもあります。

象牙質知覚過敏症というのは、何らかの理由で歯の表面のエナメル質がすり減ったり、小さな傷や亀裂が入ったりすることで、生じる病気です。歯の神経が分布しているエナメル質の下にある象牙質にまで冷たい刺激が届きやすくなることから、「歯が染みる」という症状が現れやすくなるのです。



重要なのは原因です。最近、歯がしみるようになったという方は「ブラッシング圧が強い」「歯ぎしりなど習癖がある」などの理由が考えられます。エナメル質は人体で最も硬い組織ではありますが、毎日ゴシゴシと歯磨きしたり、歯ぎしりなどが習慣化したりしていると、徐々に摩耗・損傷していくものなのです。

また、歯周病によって歯茎が下がり、歯根面が露出していても冷たいものがしみるようになります。歯の根っこの部分にはもともとエナメル質が存在しておらず、歯肉退縮によってむき出しとなることで外からの刺激をダイレクトに受けます。

冷たいものが染みる頻度が強い場合は、知覚過敏ではなく虫歯の疑いがあります。虫歯も歯質が溶かされて象牙質がむき出しとなります。進行した虫歯では象牙質どころか歯の神経さえ露出するため、冷たいものだけではなく温かいものや甘いものにも反応し、さらには安静時にも激しい痛みをもたらすようになるのです。

「冷たいものがしみる」場合は、象牙質知覚過敏症と虫歯の2つが疑われますの。まずはマナ歯科医院で受診し、症状の改善にとどまらず、根本的な原因が取り除かれるまでサポートいたします。また、歯の異常が歯ぎしりなど生活習慣に由来している場合は地道な取り組みが必要となってきます。

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