2022年2月25日
子どもの歯科治療は、成人とは違ている点が多々あります。そのため、同じ歯科医師でも小児歯科の専門知識や経験があるかないかで、治療の質も大きく変わってきます。ですから、小児の歯科治療は小児歯科に任せた方が良いのですが、小児歯科と一般歯科の境目は何歳くらいが目安になるでしょうか。
結論からいうと、小児歯科に年齢制限は設けられていません。例えば歯科医師から「13歳になったら一般歯科に移行しなければなりません」と指示されることは通常ありません。実際、16歳や17歳になっても引き続き小児歯科に通う場合もあります。歯科治療の際に特別な配慮が必要となる持病を持っているようなケースでは、高校生になっても同じ先生に診てもらうケースが多いといえます。
一方、小児歯科に初めてかかる場合は、年齢を少し意識した方が良いといえます。永久歯列が完成している高校生くらいの年齢なら、小児歯科ではなく一般歯科を受診した方が望ましいからです。もちろん、歯や顎の発育の状況によっては小児歯科の方が適している場合もありますので、あくまで目安程度にお考えください。ちなみに先生によっては「小児歯科は12歳まで」と決めていることもあります。
子どもの虫歯治療や歯周病治療、矯正治療は、一般歯科とは異なる部分もありますので、基本的には小児歯科の先生の治療が好ましいでしょう。一般歯科と小児歯科の両方を設置している歯科医院であれば、境界線上のケースではより適切な対応ができるでしょう。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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