2022年10月23日
歯科治療は、1週間に1回の通院をある程度の期間、継続するのが一般的です。歯の根の治療ともなると、期間が数ヵ月に及ぶことも珍しくなく、途中で通院をやめてしまう方もいます。中には痛みが無くなって、仮歯を入れてそのままという方も稀ではありません。もちろん、治療は完了していないので、将来さらに悪化した状態で治療を再開する羽目になりねません。
そうでなくても、歯科治療を何回も通院して治療するのは根気も時間もかかります。そのような場合、短期集中治療という方法があります。短期集中治療では、1回の診療時間を長くとり、たくさんの処置をまとめて行うことがで、通院回数と期間を大幅に減らします。同時院、短期集中治療はに通う手間を省けるというだけでなく、治療の精度や予後の改善を期待できます。
まず、治療の精度についてですが、股間治療であればマイクロスコープやCTを駆使することで、迅速、確実に根管の治療を行います。根管は複雑な形状をしている上、歯によって本数が言ってしておらず、肉眼に頼った治療では時間がかかるだけでなく、見逃してしまうこともあります。
また、根管治療に至る過程で歯質も削っているので、脆弱な形をした象牙質がむき出しとなっていることも珍しくありません。そうした状態で長い期間生活することは、歯の破折や虫歯菌への再感染を引き起こしやすくなります。短期集中治療であれば、数回の通院で根管治療から被せ物の装着までをスムーズに完結でき、さまざまな偶発症を回避可能です。
短期集中治療のもう一つの要素は、鎮静麻酔です。鎮静麻酔は治療の負担が小さく、一回に複数個所を同時に治療することが容易になります。アメリカでは治療費節約の意味もあって親知らずを一度に4本抜歯することは普通に行われています。インプラント治療も複数個所を同時に施術することも容易になります。
短期集中治療は必ずしも1回で全ての治療を完了するという意味ではありません。しかし、新しい器材、鎮静麻酔さらに術式の進歩で、うんざりするほど歯医者に通わされるというのは過去の話になりつつあります。歯科治療は治療期間という意味でも進歩を続けています。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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