2021年1月7日
歯科治療では、いろいろな場面で麻酔処置を施します。とくに局所麻酔を行う頻度は高く、施術に伴う痛みを苦手としている人は多いことでしょう。歯茎に直接、麻酔針を刺すのですから、痛みや不快感が生じるのも当然です。実は、麻酔をきちんと施せば歯科治療自体の痛みはそれほど大きなものではありません。
しかし、虫歯の激しい痛みや、歯科治療に対する恐怖が治療の痛みをより大きく感じさせてしまう部分があります。それでも歯科治療の痛みをより小さくためにそんな局所麻酔は、いくつかの方法で痛みを軽減することが可能です。
まず、麻酔針を刺す時の痛みは「表面麻酔」で緩和できます。歯茎にジェル状の薬剤を塗布するだけで、数分後には口腔粘膜の感覚が低下します。また、極細(33G)の麻酔針を使用することでも、刺入時の痛みはさらに軽減されます。太い麻酔針を刺すと、その分、痛みが強くなるのは容易に想像できると思います。
次に、麻酔液を投与する時の注意点ですが、注入速度を一定に保つことが大切です。最も痛みが強くなるのは、急激な注入です。一度にたくさんの薬液が注入されると、細胞が膨張して組織を圧迫します。その結果、強い痛みや不快感が生じるのです。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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