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インビザライン中のホワイトニングの注意点

2023年9月20日

 

インビザラインで使用するアライナー(マウスピース)は、ホワイトニングのマウストレーとして活用することができます。矯正中でもホワイトニングできるのは、ワイヤー矯正にはないメリットといえるでしょう。歯並びを美しくすると同時に、歯の色も理想的な白さを維持したい。そんな方にはインビザラインがおすすめですが、ホワイトニングを併用する場合はいくつか注意しなければならない点があります。

 

インビザラインでは、「アタッチメント」と呼ばれる突起状のパーツを歯面に設置することがあります。これはとても小さなパーツなのですが、その部位にホワイトニング剤を浸透させることは難しいです。つまり、アタッチメントを付けた状態でホワイトニングをすると色ムラが出るリスクが生じるのです。

 

 

叢生(そうせい)のようなデコボコの歯並びの場合は、インビザライン開始直後と治療が進んだ段階とでは、表に出ている歯面の部位や面積に違いが現れます。これもまたホワイトニングによる色ムラの原因となりやすいです。ホワイトニングで歯の色をきれいに仕上げるのであれば、歯の移動がある程度、落ち着いてからの方が良いといえます。

 

ホワイトニングで歯がキーンとしみる症状が強い場合は、落ち着くまで施術を控えた方が賢明です。矯正装置による圧力によって、歯の神経が過敏に反応しているのかもしれません。あるいは、歯の移動に伴い、それまでは歯茎の中に隠れていた歯面が口腔内に露出したことで刺激を受けやすくなっている可能性も考えられます。いずれにせよホワイトニングによる痛みが強いことは良くありませんので、まずは主治医に相談してください。

 

ちなみに、インビザラインでは歯の後戻りを防止する保定期間中もホワイトニングすることが可能です。ビベラリテーナーのようなマウスピースタイプの保定装置なら、そのままホワイトニングのマウストレーとして活用できます。

 

 

 

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